親知らず専門外来

親知らずの抜歯にたいする不安

抜歯は誰でも、怖いし嫌なものです。とくに、親知らずとなると、一番奥の狭い場所にいろいろな生え方をしていて、抜きにくい場所です。そのため、「抜かれたあと腫れた」、「痛かった」、「怖かった」、「とにかく時間がかかってうんざりした」など、患者さんから多くのお話を伺います。自分が抜歯を受ける身であったらどうだろう?を考えるとやはり同じ感想を持つと思います。

当院の親知らず専門外来とは

当院院長は口腔外科専門医なので、親知らずの抜歯はエキスパートです。是非、お任せ下さい。安心、安全に抜歯を受けることが出来ます。

痛くない・安心・安全

当院は抜歯が得意です。他院では「この抜歯はできないので、大学病院を紹介します。」と言われた方も、是非、ご相談ください。当院院長は口腔外科のエキスパートです。
院長手法の麻酔方法で、先ず麻酔の注射が痛くない。麻酔効果万全で痛くない親知らず抜歯を約束します。保険診療の範囲内で無痛・痛みを緩和した処置ができます。
※歯科恐怖症の方、血圧の不安定な方は麻酔担当医による笑気や静脈内鎮静麻酔も対応できます。これで安心・安全な無痛治療が可能です。ただし、麻酔担当医による全身管理は自費診療となります。

早い

当院は処置が迅速です。手慣れた手技で、熟練介助者と効率よくチームを組んで抜歯を進めます。
患者さんから「えっ、もう抜けたんですか?!」と驚き、喜んでいただいております。

抜いたほうが良い親知らず

下記の症状のある方は、できるだけ早く抜歯することをお勧めいたします。
◆ むし歯になった
◆ 奥歯が痛む
◆ 親知らずのせいで歯並びが悪い
◆ 腫れたり、痛みがある
◆ そろそろ、出産を考えている (妊娠中は薬が飲めない、抜歯は無理)
◆ 歯科矯正治療のため抜歯が必要
◆ 歯ブラシがしにくく、口臭が気になる
◆ いつも、顎関節痛や片頭痛がある

痛くない、腫れない抜歯のこつ

当院院長は口腔外科の専門医として、これらのことを心掛けています。
・まず、痛みを与えない独自の呼吸法、暗示法などを取り入れた麻酔注射を行います。
・周囲の粘膜や歯肉あるいは口唇を傷つけないように施術します。
・落ち着いた、また、おだやかな施術環境で抜歯を行います。
・介助者は手慣れた、また、安心できるマナーで接します。
・手術時間を可能な限り短くして、腫れを抑えます。
・抜歯後は縫合をきちんと行います。細菌感染の可能性を防ぎます。

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親知らずの抜歯の流れ

・抜歯の前に、レントゲンで抜歯部位の確認をします。例えば親知らずの生え方、歯根の位置、神経や血管の位置などを、十分調べて安全性を確認します。

・次に、麻酔にうつります。注射針を刺す前に歯肉表面に表面麻酔を置き、注射針が入る時の痛みを和らげるため、ここで独自の呼吸法、暗示法を用います。いろいろな方法であなたの痛み緩和します。麻酔が十分得られれば、抜歯は楽です。

・抜歯操作に移ります。手前の歯と親知らずの間の隙間に器具を差し込み、親知らずを持ち上げたり、回転させながら歯を抜いていきます。普通に生えている場合はこの方法で簡単に終わります。

・親知らずが骨の中に埋まっていて、しかも横になっている場合は、若干違います。親知らずを抜きやすくするため、周りの骨をとったり、親知らずの歯冠と歯根を切って2つに分けたり、色々な工夫をして抜きます。ケースバイケースで抜き方は異なってきます。

親知らずを抜いたあとは、傷口が大きくなるのでほとんどの場合、縫合します。理由は傷口を小さくすること、細菌感染を起こさないようにすること、止血のためです。

縫合した後、止血を目的に厚めにしたガーゼを噛んで傷口を圧迫します。これを怠ると、術後の出血に悩まされることがあります。ガーゼを噛んでいる時間は約15分程度です。

当院の特徴として、麻酔が切れて痛みが出ないようにするため、抜歯終了後に鎮痛剤を必ず1錠飲んで頂きます。麻酔効果は90分から120分と考えると、麻酔効果が切れても、鎮痛剤の効果でカバーされます。

抗菌剤(抗生物質)は必ず、服用して頂きます。痛み止めも一緒に、処方いたします。

約5日後から1週後に縫合した糸を抜きます。

臨床家のための歯科小手術ベーシック 親知らずの抜歯ページ紹介
当院院長 執筆「臨床家のための歯科小手術ベーシック 」 親知らず抜歯関連のページ紹介

抜歯後の注意点

時に、傷口が開いたり、経過が思わしないことが、稀におこります。細菌 感染の場合やドライソケットに罹った時です。これは抜いた部位の傷口が塞 がらず、血液で作られる、かさぶたが出来ない場合に起ります。

ドライソケットの一般的な理由は、気持ち悪いからと言って、神経質にうがいを何度も行い、固まった血液を流してしまう場合などに生じます。つまり、かさぶたが出来ず、直接、骨が空気や食物に触れることで症状が増します。

ドライソケットにならないためには以下のことに注意しましょう。
・頻回なうがいをしないようにしましょう。
・タバコは血管収縮して血液の生成を阻害しますので、1週間以上とは言いませんが、傷がきれいに治るために、少なくとも4,5日は控えましょう。
・逆に出血しやすい行為も、控えた方が良いです。手術当日の飲酒、激しい運動、暑いお風呂などは控えましょう。
・食べ物の制限はありませんが、固いものを傷にあてないようにしましょう。

ドライソケットや抜歯後感染が重症になると、抜いた場所だけではなく骨にまで影響いたします。急性歯槽骨炎や骨炎あるいは顎炎に発展することもあります。そのため、術後は「これで、全快です」と担当医に言われるまで通院が必要です。

細菌感染やドライソケットを予防するための対策については、手術前から

口の中を常に清潔に保っておく必要があります。また、口腔ケア(歯石除去、口腔清掃など)を受けることが必要です。