年に1回は口腔がん検診・口腔健診を受けましょう
■口腔がん検診・口腔成人病検診ご希望の方は、予約時に「口腔がん検診希望」と受付にお申し出ください。診療時間内に受けて頂けます。
当院院長は、NPO法人 口腔がん早期発見システム全国ネットワーク 理事で、口腔外科の専門医・指導医です。
当院で導入している口腔内カメラ
VELscope®Vx(ベルスコープ)
※口腔がん・口腔内検診システム機能装備
口腔内蛍光観察装置 VELscope®Vx(ベルスコープ)は、染色や時間のかかる観察手順を必要としません。歯科医院で(白色灯下で)短時間で観察することができます。口腔内蛍光観察装置 VELscope®Vx(ベルスコープ)は、世界23カ国で13,000名以上の医師が使用しており、2,500万件以上の実績があります。
ベルスコープVxは口腔内の異変を発見するために最も強力なツールです。
ベルスコープ独自の青色スペクトラムとは口腔内軟組織の自然な蛍光発光に反応します。健康な組織には特定な蛍光発光パターンがあります。病気や傷などがあるとこのパターンは見た目で判断できるほどに変化します。ベルスコープを使うことで、肉眼による目視では見逃しがちな変化などに対応した幅広い口腔内の異変が発見できます。
軟組織の異変を発見することは口腔癌に対処する上でとても重要です。ベルスコープの使用による早期の検査は、生命を救うだけでなく、大手術に至る前での効果的な治療を可能とするのです。
2019年2月22日にタレントの堀ちえみさんが舌がんで手術をしたという報道で多くの方々が衝撃を受けました。「ひょっとして、私も...?」と心配し、多くの患者さんが来院しています。
そもそも口腔がんはある日突然なるわけではないので、正直、過度な心配は無用ですが、患者さんの身になれば仕方がないでしょうね。
舌がんは口腔がんの一つで、その他の口腔がんには歯肉のがん、頬粘膜のがん、歯槽粘膜のがん、口蓋がんなどいろいろな場所に発症し多数の種類のがんがあります。中でも舌がんは一番なりやすい口腔がんの一つです。ところで、口腔がん発症の原因を考えてみましょう。まずは刺激が最大原因であり、例えばタバコを吸いながらお酒を飲むなどは最も悪いパターンです。これはまるで自ら進んでがんを作るようなものです。皆さんもご存知のように、南アジアでは噛みタバコを噛む習慣がありますが、この地域では口腔がんが全がんの約20%を占めています。それほど噛みたばこは刺激が激烈です。
このように刺激物が口腔がんを発症させます。それ以外にも、例えば「とがった歯」や、「悪い入れ歯」、「舌をかむ癖」、「虫歯が進行し形が変形した歯」など、これらが原因で長い間、舌や口腔粘膜を刺激するとがんのリスクが非常に高まります。
ずばり、口腔がん発症の要因は長期の刺激です。そのため、より良い口腔環境を作ることが大切です。
すべてのがんに共通ですが、早期発見が最も重要です。定期的な検診を強くおすすめします。
当院院長は口腔がんの治療に関してもエキスパートであり、以下の著書も出版されています。
口腔外科学リファレンスマニュアル総論編+臨床実地編(白川 正順/嶋田 淳 共著) ※ゼニス出版