学会発足30周年記念基調講演 内容

1990年9月26日、「開業歯科医院で対応し得る医学的知識の研鑽あるいは臨床に直結した全身管理を普及させることを目的に」学会設立準備委員会を立ち上げ、1991年4月27日、正式に学会として発足し、1992年2月29日・3月1日の両日、第1回日本有病者歯科医療学会学術大会・総会を開催され、今日まで毎年欠くことなく年次学術大会・総会を開催し現在に至っております。

その間、日本と世界を取り巻く環境は大きく変化してきましたが、私たちの掲げてきた有病者歯科診療の必要性は年々高まり、30周年の節目を無事に迎えることができました。

2021年7月3日~7月4日にかけて開催されました、【第30回 日本有病者歯科医療学会 学術大会】では、本学会の設立者の一人として、学会発足30周年記念基調特別講演「一般社団法人 日本有病者歯科医療学会の30 年の歩みと題して」 をさせていただきました。

以下に、私が発表させていただいた資料より抜粋して、【日本有病者歯科医療学会】の歴史をご紹介させていただきます。

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学会発足30周年記念基調講演
「一般社団法人 日本有病者歯科医療学会の30 年の歩みと題して」

白川 正順
日本有病者歯科医療学会 前理事長

 

30年前の発足時には【有病者歯科】という言葉がこのように存在していない時代でした。

それからの30年間の間に世の中も高齢化し、有病者の歯科治療が広く広まってまいりましたが、

当学会もその変化に大きく寄与したと考えております。